日本海側の地方や海なし県が多い地方であるので、企業数は多くはありませんが、
今回は、北陸・甲信地方での配属可能性が高い化学メーカーを紹介します。
実家が北陸地方にあるので、どんな企業が配属可能性が高いのか、どれくらいの人数が
配属されるのかについてはとても気になります。
自分が内定を貰った企業がどのくらい北陸地方や甲信地方に
配属されるかはまだ把握していないので入社する前に知りたいですね。
北陸地方は太平洋ベルトからは外れていますが、
工業が活発なエリアもあるので、企業選びの参考にしてください!
はじめに
今回は、北陸地方と甲信地方について配属可能性が高い化学メーカーをランキングにして紹介していきます。
各地方についての配属可能性のランキングを作成するうえで2021年版就職四季報総合版に載っている値を用い、以下の計算式を用いて算出していきました。
計算するうえで考慮する点などについては以下の記事の前半部分で触れているので、
詳細について気になる方はぜひ見てください。
北陸地方
まず、北陸地方に配属される可能性が高い化学メーカーについて紹介していきます。
富山県は医薬品で古くから有名なこともあり、医薬品事業がある日産化学、デンカ、日本曹達などが
富山付近に拠点が多くあることが分かります。
ランキングでは、会社の規模が中~大程度の大きさの会社が多くランクインする結果となりました。
三菱ガス化学や日産化学は、それぞれ新潟、富山に研究所と工場があることから
理学、工学問わず様々な分野の人が配属され、割合は比較的高くなったと推測しています。
自己資本比率の高さなどで注目を浴びたり、メーカーの紹介で頻繁に「隠れ優良企業」として紹介され続けた結果、
今では全く”隠れ”にならなくなった「信越化学工業」は名前の通り北陸地方への配属はとても多くなっています。
しかし、逆に思ったよりも北陸地方への配属数は少ないという印象を受けました。
他の記事で詳しく説明しますが、信越化学はどうやら北関東への配属も多いみたいです。
信越化学工業はしばしば「勤務地が田舎であるが、そこさえ我慢できれば会社が安定していて良い企業」
という言われ方をすることがありますが、配属拠点の場所を見る限り、もっと田舎にある企業も多いと思います。
もちろん個人差ありますが、福井県越前市に関しては、特急で京都には行きやすくなっていることもあり、用事があれば100万人都市にも行きやすいので
都市でないと絶対に無理という人でなければ、立地は悪くはないと感じました。
甲信地方
甲信地方では、岐阜の中でも特に名古屋にアクセスしやすい場所に多くの企業の拠点が集中しています。
また、エア・ウォーターや大陽日酸などの産業ガスメーカーは、
山梨県や長野県に拠点があり、綺麗な空気や水が豊富なエリアへの配属可能性が高くなっています。
特に、エア・ウォーターは「水や空気」を有力な資源として産業ガスなど製品を生み出している企業ですので、それらが豊富な甲信エリアへの配属が多いのも納得の結果となりました。
全体を見ても、甲信地方は化学工業があまり盛んではないですね。
やはり、化学メーカーは全体的に石油化学系の製品が多いこともあり、
海がある程度近いほうが良いということなのでしょうか。
しかし、東レや三菱ケミカルなど業界でもかなり名が通っている大企業は日本中どこにでも拠点があり、拠点によってはそこまで行く可能性が高いとは言えないものの
しっかり数人配属されているので、本当に全国どこにでも配属されるというのが本当であるというのを
各地方ごとの配属可能性を算出しているなかで改めて気づきました。
まとめ
今回は、甲信地方と北陸地方への配属可能性が高い化学メーカーについて紹介していきました。
これから就活をしていく人や家族の関係でエリアに縛りがある人などにとって参考になれば幸いです。