大学3年生くらいになると大学院に進学するかどうか考えると思います。
理系の大学院生である私が考える大学院に進学すべきかどうかについては、
また別の記事で紹介しているので参考にしてください。
大学院への進学を決断した際に、考えるのは、「同じ研究室か」、「同じ大学の他の研究室か」、「他の大学の研究室か」この3択になってくると思います。
今回は「同じ研究室」と「他の大学の研究室」で比較を行いたいと思います。
どちらを選択するにしてもメリットとデメリットが数多くあるので、進路選択の参考にしてください!
大学院で他大学に進学するメリット
興味のある研究をしている研究室を選択できる。
理論上、合格さえすれば全ての研究室に行くことができます。
実際、特定の大学で強い研究があると思います。(農学が強い大学、材料が強い大学、医学が強い大学、工学が強い大学などなど。)
「どこどこ大学のどこどこ研究室のだれだれ先生で学びたい。」
このような想いをずっと抱いている人もいると思います。
興味のある研究をしている研究室に入れるというのはかなり素晴らしいシステムだと思います。
ブラック研究室から脱出できる
現在ブラック研究室で苦しんでいる学生が脱出することができます。
大学院に進学をするとさらに追加で2年は在籍するのでそれに耐えられないと考えている場合、
他の研究室に行くことはかなり助かることです。
ただし、注意なのがどのような研究室であるかはしっかりと事前に確かめておくことです。
ブラックからブラックに入ってしまうと本当に絶望的です。
他大学となると情報の収集が難しいので、そこは徹底的に行うことをお勧めします。
教授だけでなく在籍している学生に尋ねたいのであれば、
研究室には各学生のメールアドレスが書いてあるときもあるので生の声を聞きたいのであれば実際にメールを送ったりするのも一つの手段であると思います。
さらに上のレベルの大学院を狙いやすい
この考えの人もかなり多いと思います。
実際、大学受験で失敗した人がどうしてもその大学でキャンパスライフを送りたくて大学院で異動する人は多くいます。
さらに上のレベルの大学院を狙いやすいくて、その大学院が最終学歴になるのでかなり便利なシステムであると思います!
数多くの都市から住むところを選ぶことができる
実際に住みたい都市に行けるのはかなり魅力的です。
行く気になれば海外の大学も行けてしまうのです!
大学院で他大学に進学するデメリット
受かりやすいとはいえ当然落ちる可能性はある
もちろん落ちる可能性もあります。内部進学の学生はかなり簡単に合格しますが、
他の大学の学生は少しハードルが高いので、勉強時間は多めに確保する必要がありますね。
就活の早期化により研究と就活の同時進行のため大変
近年、就活が早期化しています。修士一年の夏ごろから就活に取り組まなければならないので、自ずと研究に時間を割けなくなります。
また、外部から進学して就活ばかりして研究を疎かにしていたら教授からの印象も悪くなるので難しい立場かもしれませんね。
学部時代の実験データが使えないので真面目に研究をしないといけない
同じ研究室への進学であると、実際学部のときのデータが修士論文でも使用することができます。
だから非常に修士でも生活が楽になります。実際怠けていても修了できますからね。
他の研究室から来た場合、怠けていたらデータがないことに繋がりかねなく、
大学院修了に影響してくる可能性もゼロではないのである程度しっかり研究をしなければならなくなります。
友達がいない状況から再スタート
他の土地から引っ越してくる場合が多いので、友達が全くいない状況からのスタートになるケースが多いです。
今の時代はSNSで友人の近況が分かるので心理的に距離が近いのでたとえ周りに友達がいなくてもあまり悪影響はないとは思いますが、
初めの数か月は頼れる友人が少ないので精神的な負荷は比較的重いと思います。
結局どちらがいいのか
どちらが良いのかは目的によって大きく異なります。
どの大学院に進学するかで大きく人生が変わることもあるので自分の目的に合わせて選択するのをおススメします。