研修で三交代を経験した研究職が語る三交代のメリット、デメリット

化学メーカー
Koji
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こんにちは、メーカー研究職のKojiです。

Koji
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研修で三交代勤務を経験しました。

メリットやデメリットがあったので、三交代について知りたい学生や社会人の方々

は参考にしてください!

 

 

三交代勤務とは

はじめに三交代勤務を紹介していきます。

三交代勤務とは1日を8時間ごとに分割し、

ローテーションで勤務することで工場や病院など常に人がいる状態にすることができる方法です。

工場は常に稼働を続けることが企業の売り上げに大きく繋がり、

また、トラブルなどが発生しても常に勤務している人がいることで対処を迅速に行うことができるので、事故を防ぐことができます。

工場の三交代勤務者は工場のオペレーションに携わることになります。

基本的には大卒や院卒で総合職として化学メーカーなどに入社した人は、

オペレーションにメインで携わることはなく、数週間~数か月と企業によって期間は異なりますが、

研修で経験することがほとんどです。

三交代勤務もいろいろありますが、

私が経験したものとしては、

1週間に1日休日がある週と2連休がある週のローテーションとなっていました。

三交代勤務と一言に行っても様々なパターンがあるので、

あくまで一つの例として参考にしてください。

三交代勤務のメリット

私が実際に三交代を経験して感じたメリットについて、

ありきたりの事でなく、経験に基づいて述べていきます。

1人の時間を享受できる

ズバリ、一人の時間を享受できます!

三交代勤務をやっていると生活習慣が不規則ということになるので、

人に合わせるのが難しく、自ずと一人の時間を作りやすくなります。

以下のような特徴の人は三交代勤務は肯定的に捉えても良いと思いました。

 

  • 他の人と予定を合わせることが疲れるので集団行動は避けたい
  • 1人でゲームなどをして過ごすことが何より好き

Koji
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「不規則な生活=周りに流さず一人の時間を享受」と差し支えないと思いました。

朝でも夜でも適応可能になる

早寝早起きの習慣がある人は「夜の飲み会で眠くなる」という問題を抱え、

遅寝遅起きの習慣がある人は、夜には強いが、朝早く起きるのに苦労するという面があります。

しかし、日ごろから朝でも夜でも出勤している三交代勤務者であれば、

朝の勤務も夜勤も経験し、イレギュラーな生活が習慣化しているので、

朝早く起きて遊びに行くのも怖くない、夜遅くまで夜遊びするのも怖くない!

普段は、私は早寝早起きをしているので夜に弱い傾向にありますが、三交代中の期間に行った飲み会はいつもより元気であったと思います。

Koji
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早朝でも深夜でも楽しめるようになるのは何かと便利なことだと実感しました。

有休を積極的に取れる

平日に勤務をしている人は祝日により連休を取ることができますが、

三交代を行っているとまとまった長い休みがとりにくい。

しかし、対照的に積極的に有給取得を行うことができます。

年間でペース配分をして毎月、有休がとりやすくなっています。みんなで3月に有休を取り出したら工場が機能しなくなるからです。

日中の勤務だと業務が会議や業務量が多くなかなか有休がとりにくい人もいるとは思いますが、

三交代勤務者は定期的に有休が取れるので、

有休を取れずに”損している”気持ちにもならないので良いですね。

Koji
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有休をしっかり取れるのはやっぱり良いですね。

平日にまとまった休みを取ることが可能

シフト制であり、平日に休みが取れるのはメリットも多いです。

また、シフト制なので用事があれば他の人と交渉して休みを長めにまとめて旅行することもできます。

平日にまとまった休みを取れるので、飛行機や宿泊費が安価なときに旅行することができるというのは非常に魅力的です。

三交代先の先輩は、シフトを調整したりして北海道へ旅行に行っていました。

平日と休日や祝日では飛行機や宿泊費の費用は大きく異なるので、

同じ質でも格安で旅行を楽しむことができるので平日にまとまった休みを取ることが可能なのは

高価な祝日に長い休みを取れることが多い私からしたら平日取れるのはかなり魅力的に感じます。

Koji
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同じ質で安く旅行を楽しめるのはお得な感じがあって良いですね。

給料が高い

これは言うまでもないですね。

夜勤の手当て&深夜割増賃金となるので給料は非常に高くなります。

単純計算になりますが、時給1000円の人が昼間に8時間働くと8000円、

25%給料がアップする時給1250円である夜間に8時間働くと10000円となりますからね。

これを一か月に数日行い、そして夜勤手当や残業代が入るとなると

5万円を超えるくらいは月収が変わってきてもおかしくありません。

若いころは同じ年齢であれば昼間に働いている大卒の人より、

夜勤で働いている高卒の人のほうが給料が高いことも珍しくないので、

夜勤の手当て&深夜割増賃金はかなり強力です。

Koji
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三交代を行っている人は若くても高級車を保有している人が多いように感じました。

三交代勤務のデメリット

ありきたりのことではなく、

実際に経験して感じたことをベースにデメリットについて紹介していきます。

常に眠い

三交代の研修を行っていた期間中は常に眠い状態となっていました。

不規則な生活をずっと続けているので、

深い眠りがあまり得られなかったです。

特に夜勤明けは外が明るいので、

普段の睡眠時間と同じだけの長さを昼に取ろうと思っても途中で起きてしまいました。

その結果、慢性的な睡眠不足に陥っていました。

Koji
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体力がないので、長い間続けていたら体調を崩してしまったかもしれません。

休日に休んだ気にならない

これは三交代に慣れていない私だからこそ感じたことではありますが、

休日が全く休んだ気になりませんでした。

休日の後は再び生活習慣が変わるので、

休日は体内時計をリセットするので精いっぱいになっていました。

朝勤務から夜勤務までローテーションで勤務をしているので、

どうしても次の勤務の時間へ向けて調整することを優先してしまい、

休日を楽しむことをないがしろにしてしまいました。

Koji
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次の勤務の初日は体内時計の調整で眠いことを割り切って、休日はしっかり楽しんだほうがよかったかもしれません。

まとまった休みは普通にしていたら取れない

先ほど、三交代勤務者は有休がとりやすく、またシフト制であることから、

平日にまとまった休みをとりやすいと述べました。

しかし、カレンダーとは違う休みの取り方であり、祝日の日が休みにならないので、

普通に勤務をしていたらなかなか旅行に行ける長い休みを得るはできません。

要するに、ゴールデンウイークなどの長い休みが「何もせずに得られる」ということにはなりません。

まとまった休みを取るためには自分で有休を使ったり、他の人と交渉をし、シフトを交換する必要があります。

Koji
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三交代の研修中は祝日が恋しくなりました。

残業は意外とある

”残業はない”とは言い切れないです。

もちろん日中働いている人に比べれば残業は少ないかもしれませんが、

全くないとは言えないです。

シフト制の他の職業でも同様に残業があると考えれると残業があるのも不思議ではないと思います。

例えば、看護師は夜勤などもあり、シフト制の人もいますが、残業が少ないイメージないと思います。

トラブルなどが発生するとオペレーション業務で残業を行うことはありますが、

次の時間を担当するオペレーターが控えているので、残業はオペレーション業務ではなく、

会議や事務的なことを行うケースがしばしばです。

Koji
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私は研修でしたので残業はあまりやりませんでしたが、

安全関係の会議はオペレーション業務とは別の時間で行っていました。

ずっと三交代勤務を続けている人の意見

研修の中で何年も三交代勤務を続けている多くの先輩と関わり、

いろいろと意見を交わしましたので、紹介していきます。

逆に月~金までの5連勤のほうが大変

私か経験した三交代は5連勤がないパターンでした。

昔は三交代をやっていたけど、管理職などになって三交代をやらずに日中の勤務になった人は

逆に5連勤はしんどいと言っていました。

私は不規則な生活になる三交代勤務が本当に大変でしたが、

三交代に慣れると体は順応でき、あまり辛く感じないと先輩は言っていました。

私は三交代はかなり大変でしたが、

慣れてくると給料高いし、平日に安価に旅行に行けるし最高なのかもしれないと感じました。

意外とシフト交換の融通が利く

初めはシフトの融通が利かないのかなと思っていましたが、

意外とシフトの融通が利くみたいです。

具体的には以下のような場面でシフトを交換してもらうことがあったみたいです。

  • 運動部の大会
  • 三交代のメンバー内の結婚式
  • みんなでキャンプ
  • 北海道旅行

「普通にシフト交換や有休を使用してがっつり遊ぶことができているな」

と感じると思います。

仲の良い職場であるとシフト交換は困った時はお互い様という感じであるので、

助け合いながら遊びたい時は遊ぶことが実施されていましたね。

まとめ

今回は、研修で三交代を経験した私が感じた三交代のメリット、デメリットについて紹介していきました。

メリット

  • 1人の時間を享受できる
  • 朝でも夜でも順応できる
  • 平日に休みがとれる
  • 給料が高い

デメリット

  • 常に眠い
  • 休日に休んだ気にならない
  • 普通にしていたら長めの休みが取れない
  • 残業が意外とある

最後までお付き合いいただきありがとうございました。