就活で今度技術面接の機会があります。
技術面接とはどういうものですか?
技術面接は、自分の研究についてプレゼンテーション+面接官からの質疑応答
を行う形式の面接です。
研究室で数多くの学会発表を経験してきたので自信があります!
イメージ的には学会発表のようなものではありますが、
いくつか注意するべき点があるので、詳しく紹介をしていきます!
技術面接とは
冒頭でも少し説明を行いましたが、技術面接は基本的には「自分の研究についてプレゼンテーション」+「面接官からの質疑応答」で構成されています。
私の経験から、技術面接で求められているのは以下の3点であると考えています。
- 研究をしっかりやってきたか
- 自分の頭で考えて研究を行っているのか
- 相手の専門分野でも理解可能な説明を行うことができるか
これから資料作成を行う上での重要な点について詳しく説明を行っていきます。
気を付けるポイント
必ず、学会発表の資料とは異なるものを用意してください!
話す相手が学会発表とは異なるので、相手に応じて資料を変更する必要があります。
その理由について説明していきます。
専門用語を極力控える
学会などで経験がある人もいるとは思いますが、他分野のことを理解することは非常に難しいです!
そのため専門用語を使う場合は、その専門用語はどういう意味であるのかを説明する必要があります。
また、面接官は、専門外である場合も多く、文系出身の方も参加している場合もあります。
時間も限られていることから、極力専門用語を控えるほうが無難であると考えています。
分析や解析装置での生データの図やスペクトルを極力載せない
学会の発表などでは生データの図やスペクトルを載せることもあるとは思いますが、
就活での技術面接においては極力控えたほうが良いです。
大学の研究で用いる装置は特定の分野でしか用いない装置も数多くあり、
発表を聞く側としては一発で理解するのは難しく、混乱のもとになります。
どうしても必要なデータであるならば、面接官を置き去りにしないように丁寧な説明を心掛ける必要があります。
研究がもたらす社会的な意義を盛り込む
どんなに新しいことであっても研究が社会課題の解決などの未来を見据えていない限り、
企業では利益をもたらすことができません。
自分のプレゼンテーションには興味を持ってもらわないといけないので、
単に「新しい」という理由よりも、「社会課題と絡めた研究」のほうが興味をもって話を聞いてくれると思います!
自分の研究の偉大さを細かく伝える
自分の研究はすごいことであると伝える必要があります。
しかし、ここで注意なのは知識などの自慢になってはいけないということです。
非常に優れた技術を有している理系に多いこととして、優れたデータや技術を羅列して聞き手を置き去りにするケースです。
プレゼンテーションをする以上は相手に理解をしてもらえないと意味がありません。
「なんかよくわからないけどすごいことをやっている」よりも
「論理的に示された説明により取り組んでいる研究の偉大さが伝わる」ほうが聞き手としては印象が良いですよね。
自分の研究の独自性を伝える
先生に指示されて研究に取り組んでいるのではなく、しっかり自分で考えて研究に取り組んでいるのかを企業は確かめたいと推測しています。
まとめ
今回は就活での技術面接で意識するポイントについて説明を行いました。
今回述べた点を意識して資料作成に取り組んでください!