技術系で東京大阪都市圏内で勤務できる化学メーカー一覧!

化学メーカー
就活生
就活生

理系で化学メーカーを志望しているので、

来年から地方での勤務は覚悟しています!

Koji
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メーカーは大規模な施設が必要なので、全体的に地方になりがちですが、

東京や大阪の都市圏内に主要拠点をもつ化学企業も実はありますよ!

就活生
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まだ、都市圏内での勤務の希望を捨てたくないので、

教えてください!

Koji
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仕事を選ぶにあたり勤務地は企業選びの重要な要素だと思うので、

ぜひ参考にしてください!

はじめに

今回説明する各企業の配属先については、

2022卒の四季報に載せられていた2019年4月の入社者のデータを用いました。

2019年4月の入社者のデータであり、4月に入社する社員であれば新卒者と中途者が共にカウントされています。

今回東京大阪都市圏内としての定義は

「東京23区や大阪市に1時間以内に行くことが可能である」

ということにしました。もちろん新幹線を使用することは不可としました。

好立地に拠点があったとしてもそこに配属される人が少なければ、

望みは薄いので、東京大阪都市圏内に配属される可能性が比較的高い企業を

ピックアップしました。

東京大阪都市圏内の割合に関しては以下の式で算出しています。

(東京大阪都市圏内の割合)=(東京大阪都市圏内の拠点に配属される人数)/(2019年4月入社の技術系社員の合計)

地方に行くことは極力避けたい人の参考になればと思います。

住友化学

住友化学は、国内有数の総合化学メーカーであり、石油化学品以外にも農薬や電子材料や医薬品などバランスよく事業展開している企業です。

住友化学は、2019年の技術系入社者数が85人であり、大阪市が35人、千葉市原市が12人、兵庫県宝塚市が11人、東京新川が1人となっており、東京大阪都市圏内の割合は67%となりました!

最も配属される可能性が高いのは、大阪市であり、好立地に工場を有しています。

非常に西日本の拠点が多く、宝塚市であっても大阪市へのアクセスは良好であることから、

関西で都市圏内で生活をしたい人にとって適した企業であると思います。

Koji
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大阪市に技術系の拠点があり、配属人数が多いのは他への配属リスクも低くて魅力的です。

三菱ガス化学

三菱ガス化学は、天然ガスを利用し、数多くの天然ガス由来の化学品を手掛けている国内有数の天然ガス化学工業メーカーです。

三菱ガス化学は、2019年4月の技術系入社者数が40人であり、東京が18人、大阪が1人となっており、東京大阪都市圏内の割合は48%となりました!

東京には本社以外にも葛飾区に研究拠点があり、

技術系でも東京での勤務が充分にあり得るということが推測できます。

18人の入社数のうち何人が本社であるかの記述はありませんが、

東京は本社と研究拠点のみであることからかなり多くが東京研究所で勤務していると推測できます。

メーカー志望の技術系であっても東京での仕事を諦めたくないという人にはかなり好立地であると思います。

Koji
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メーカーの技術系でも東京勤務の可能性が高いのは非常に魅力的です。

三井化学

三井化学は、総合化学メーカーであり、元々基礎化学品の売り上げ割合が高く、近年高付加価値な製品のシェア拡大に力を入れている企業です。

三井化学は、2019年の技術系入社者数が76人であり、千葉が39人 (市原8人、袖ヶ浦31人)、大阪が8人となっており、東京大阪都市圏内の割合は62%となりました!

非常に千葉での勤務の可能性が高い企業であり、京葉工業地帯に多くの拠点を持っています。

最も配属人数が多い袖ヶ浦センターでは多くの研究所が集約しています。

東京への距離は少しありますが、アクアラインを経由することで、比較的短時間で東京へ行くことができます。

Koji
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一見東京からは遠いですが、アクアラインを使えば早く着きそうです。

積水化学工業

積水化学工業は、樹脂メーカーであり、住宅や自動車向けの製品の売り上げ割合が高く、近年医療系製品に力を入れている企業です。

積水化学は、2019年の技術系入社者数が78人であり、大阪が20人、京都が13人、埼玉が7人、東京が2人となっており、東京大阪都市圏内の割合は54%となりました!

非常に関西での勤務の可能性が高い企業です。

研究開発拠点は数多くあり、大阪の他にも京都市南区にもあることから、大阪市や京都の河原町などにアクセスしやすいことが魅力です。

先述した住友化学に比べ、関西の3大都市の中でも西側に拠点があります。

Koji
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大阪京都間の両方を楽しみたい人にとっては適した立地であると感じられます。

DIC

DICはインキに強みを持っている企業であるが、売り上げの半分はインキ以外の顔料や色素などが占めており、機能性のある素材に注力している企業です。

DICは、2019年4月の技術系入社者数が46人であり、千葉県市原が17人、佐倉が4人、埼玉県上尾が7人、大阪高石市が6人、東京都板橋が3人となっており、東京大阪都市圏内の割合は80%となりました!

東京大阪都市圏内の割合は80%であり、より都市圏内で勤務できる企業です。

吉岡里帆さんがCMを務め、CMにも積極的であることから、注目度は上がり続けています。

Koji
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東京大阪都市圏内の割合は80%であり、さらにCMから来る知名度があることから

非常に立地と知名度が両立できている社員にとって喜ばしい企業であると思います。

三洋化成工業

三洋化成工業は、界面活性剤や高吸収性樹脂など高機能材に強みをもっており、従業員に占める研究開発職の割合が高く、研究に注力している企業です。

三洋化成工業は、2019年の技術系入社者数が35人であり、京都が20人となっており、東京大阪都市圏内の割合は57%となりました!

京都の東山に本社や研究所、そして工場もあり、京都駅からも比較的近くにあり、アクセスが良好であことがわかります。また、桂にも研究所があることから非常に京都での勤務の可能性が高くなっています。

大阪からは少し距離があっても、短時間で行ける場所が良いと思う人や京都で勤務したいという人にとっては良い選択肢であると思います。

Koji
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京都での勤務可能性が圧倒的に高く、立地も良いことから就活していたときにはかなり興味を持っていました。

デンカ

デンカは、シリカや炭化カルシウムで世界や国内で影響力が大きい企業であり、他にも機能性樹脂や電子材料なども手掛けている企業です。

デンカは、2019年の技術系入社者数が30人であり、東京・町田が12人、千葉・市原が5人となっており、東京大阪都市圏内の割合は57%となりました!

多くの技術系の社員が町田にいることが分かります。

町田は東京23区からは少し距離がありますが、東京都市圏内での勤務の可能性は高く、

用事があったら直ぐに東京23区へと行ける距離にあります。

Koji
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西日本の拠点は非常に少ない企業であるので、東日本が良いという人にも適していると思います。

ADEKA

ADEKAは、総合化学メーカーと同等なくらい幅広く製品を手掛け、製パン向けの油脂を製造していることも特徴であり、近年は医薬品や農薬事業にも注力している企業です。

ADEKAは、2019年の技術系入社者数が42人であり、東京・荒川が25人、埼玉・浦和が9人となっており、東京大阪都市圏内の割合は81%となりました!

荒川や浦和に研究所があり、共に駅の近くにあることから仕事帰りであっても電車で東京中心地へと行くことも可能になっており、化学メーカーの中でかなりの好立地となっています。

2019年4月入社者の81%が好立地な職場に行くことができ、東京23区へのアクセスを重視する人にとっては最適解であると考えています。

Koji
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荒川や浦和の駅の近くに研究拠点を有していることはメーカーとしては珍しいです。

日産化学

日産化学は、農薬や医薬品に強みを持っており、電子材料やエネルギー分野向けの製品にも注力している企業です。

日産化学は、2019年4月の技術系入社者数が29人であり、千葉県船橋市が13人、袖ヶ浦市が2人、埼玉県白岡市が5人となっており、東京大阪都市圏内の割合は69%となりました!

多くの拠点が関東に集中しており、主要な研究拠点が千葉の中でもかなり東京に近く、

好立地であることが伺えます。

千葉での化学メーカーの拠点は海沿いが多い中、少し内陸側に拠点があるのが特徴ですね。

Koji
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千葉県の中でも栄えている街が多い西部に拠点があるのは良いですね。

日油

日油は、7つの事業分野を有しており、食用や工業用の油脂などのほか、火薬事業があるのが特徴であり、宇宙関連製品も製造しているユニークな企業です。

日油は、2019年4月の技術系入社者数が28人であり、川崎市が13人、尼崎市が7人となっており、東京大阪都市圏内の割合は57%となりました!

川崎事業所には3つの工場と4つの研究所があることから技術系の主要拠点であることが伺えます。

川崎や尼崎以外にも愛知にも拠点がありますが、名古屋へのアクセスも良好であることから地方に行く可能性はかなり低い企業であると言えます。

Koji
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地方に行く可能性がかなり低いのは地方を避けたい人からしたらうれしいですね。

リンテック

リンテックは、ガムテープ製造で創業した技術を活かして、粘着剤や電子部品向けのテープなどを手掛けている企業です。

リンテックは、2019年の技術系入社者数が24人であり、埼玉・蕨が13人、東京・板橋が2人となっており、東京大阪都市圏内の割合は63%となりました!

約半数が蕨市の研究所で勤務することがわかります。

蕨市の他には、伊奈町や熊谷市などにも拠点があり、特に埼玉県での勤務の可能性が高いが特徴です。

伊奈町や熊谷市は東京23区からは少し距離がありますが、この2つの拠点への人数もカウントすると東京大阪都市圏内の割合は83%となり、さらに割合が高くなります。

Koji
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埼玉に多くの拠点があり、埼玉が良いという人にとって良い企業であると思います。

日本農薬

日本農薬は、水田や園芸用の農薬に強みを持っており、農業を中心とした事業であることから近年は海外での売り上げを伸ばしたり、スマート農業関連事業にも注力している企業です。

日本農薬は、2019年の技術系入社者数が9人であり、9人が大阪河内長野勤務であり、東京大阪都市圏内の割合は100%となりました!

2019年4月入社が特別だった可能性もありますが、大阪での勤務が100%となり、

大阪都市圏内に勤務地が固定されていることは大阪希望で農薬に携わりたい人にはもってこいですね。

Koji
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勤務地が固定されていることは転勤が嫌だが化学メーカーが良い人には良いですね。

大日精化工業

大日精化工業は、着色料や顔料メーカーであり、樹脂用やプラスチック用の着色料を提供すると同時に色だけでなく、機能を加えることにこだわりを持っている企業です。

大日精化工業は、2019年4月の技術系入社者数が35人であり、東京都足立区が12人、赤羽が6人、埼玉県川口市が8人、東大阪が1人となっており、東京大阪都市圏内の割合は77%となりました!

2019年まで存在していた赤羽の拠点を千葉県佐倉市への移転が行われたことから、現在は赤羽での勤務はありませんが、依然として関東に数多くの拠点が集中しています。

Koji
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赤羽が移転しても依然として足立区に拠点があるのが良いですね。

日本板硝子

日本板硝子は、自動車と建築用のガラスが9割を占めており板ガラスに強みを持っているガラス専業メーカーであるが、市場のニーズ向けの製品開発を推進する事業も2020年に設立し、近年は電子材料向けの製品開発にも注力している企業です。

日本板硝子は、2019年4月の技術系入社者数が14人であり、千葉市原市が4人、神奈川県相模原市が3人、京都市が1人、兵庫県伊丹市が2人となっており、東京大阪都市圏内の割合は71%となりました!

2019年4月入社の技術系は一つの拠点にあまり集中せず、分散した配属となっています。

拠点を絞ることはできませんが、東京大阪都市圏内の割合は高く、東京でも大阪でも中心地に

気軽に行ける立地であれば良い選択肢であると思います。

Koji
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舞鶴にも拠点があり、舞鶴以外は都市圏内です。

住友大阪セメント

住友大阪セメントは、国内のセメント需要減少を見込み、電子材料などで事業の多角化を図っている企業です。

住友大阪セメントは、2019年の技術系入社者数が19人であり、千葉県船橋市が10人、東京都千代田区が3人、大阪市北区が1人となっており、東京大阪都市圏内の割合は74%となりました!

技術系の入社人数は多くはありませんが、船橋市に研究所や事務所があり、約半数の人が配属されています。

先述した日産化学の研究所との距離が近く、

京成線などを利用し、成田空港や東京へとアクセスしやすいエリアとなっています。

Koji
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成田空港にもアクセスしやすいことで様々なところに行きやすいのはかなり便利ですね。

吉野石膏

吉野石膏は、住宅などで使用される耐火性の石膏などが主要となっており、近年セラミックなども医療分野へと展開している企業です。

吉野石膏は、2019年の4月に入社した技術系入社者数が14人であり、東京都足立区が11人、千葉県袖ケ浦市が2人となっており、東京大阪都市圏内の割合は93%となりました!

東京都足立区には工場と研究所を備えており、主要拠点となっていることから多くの人が足立区で勤務することになることが圧倒的に多い企業となっています。

驚異の東京大阪都市圏内93%であり、かなり地方勤務を避けることができる企業となっています。

Koji
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地方勤務をどうしても避けたい人にとってはかなりよい選択肢になると感じられます。

まとめ

今回は、化学メーカーの技術系で東京大阪都市圏内の勤務の割合が高い企業について

紹介していきました。

四季報のデータを参考にし、2019年4月の入社者から算出したものであるので、

拠点などは一部変更しているものもあるとは思いますが、

歴史が長い企業が多くおおむね同じ拠点になると思うので、

企業選びの参考になればと思います。

場合によっては東京や大阪に近くなくてもよいが、100万人規模の政令指定都市には30分程度で行ける位置が良いと思う人もいるでしょう。

別の記事で、人口が多い都市にすぐ行ける化学メーカーのランキングを作成したので、

「場所はどこでも良いからとにかく人口が多いところにすぐ行けるほうが良い」

という人はぜひ参考にしてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。