後悔しない研究室の選び方とは!?【大学生、大学院生】

大学の研究室
学生
学生

研究室をそろそろ選ばないといけないけど、

面倒だし、フィーリングで決めようかな。

bel
Koji

研究室選びで人生が大きく変わるので、

納得できる選択をしたほうがいいよ!

学生
学生

納得のいく選択と言われてもよくわからないし……..。

どうやって研究室を選べばいいの?

bel
Koji

今まで研究室で過ごしてきて、なんとなく重要な点が

わかってきたから今から紹介するよ。

ここでは研究室の選び方について解説していきます。

もちろんここに示す基準に基づいて選べば絶対に満足する研究室生活を送ることができるわけではありませんが、私が考える最も良い選び方です。

その1:研究室見学に行くべし!

まずは、一つの研究室だけでなく、様々な研究室に行ってみるとよいです。

研究室に所属する先生や学生は自分の研究室を悪く言うメリットはほとんどないので自分の研究室を良く見せたいという傾向があります!

隣の研究室に客観的な意見を求めたりすることで実際はどうなのかを知ることができます!

研究室配属では、「穴場な研究室で良いと思う研究室」や「配属人数が少ない研究室」だと

あまり多くの人に知られたくないという理由で「話題も出したくない!」思うかもしれませんが、

みんなが行きたがらない研究室はどこかしらに悪い噂があるので、絶対に聞くべきです!

その2:教授、准教授、助教、講師などの全員の先生の特徴を理解すべし!

どの先生の元で研究をするのかわからないので研究室見学でどんな特徴の先生かを知れると良いです。

しばしば「良い教授」という理由で研究室を選んでしまう学生がいますが、それは危険です!

どの先生の下で研究を行うかどうかで全然研究のやり方が変わってくることもしばしば。

助教:放置系 准教授:熱血体育会系 教授:親身で優しい

このケースでは助教と准教授の配属になったら精神的に厳しい研究室生活になり得ます。

研究テーマがどうなるのかは配属前はわからないので、

極力問題なさそうな先生が多い研究室を選択するとブラックな研究室ライフは避けられそうです。

さらに、授業を行っている先生かどうかも重要です!

学生の扱い方が分からない先生の下で研究を行うと辛い研究室ライフになると思います。

授業を行う先生は成績の良い学生から落単する学生まで関わっているので学生の扱い方も理解している可能性が高いです。

したがって、授業で教えてもらったことがある先生の研究室から選んだほうが無難です。

その3:同期を重視するべし!

もちろん興味のある研究を行うこと将来やりたいことに直結する研究を選ぶことは大切ですが、

興味のある分野に固執しすぎるのは注意です。

もし興味のある分野で選ぶのであれば一度自身に問いただしてください!

  • 結果が出なくても情熱を注ぎ続けられるか
  • 研究室の環境が楽しくなくても続けられるか

多くの人は成功すれば楽しく感じると思いますし、

居心地が良い研究室であれば自ずと研究も苦ではなくなると思います。

したがって、研究分野に特別な想い入れがある人を除いて、

「どのような研究室ライフを送りたいのか」

を重視して元々はあまり興味のない分野の研究室に足を運ぶのをおススメします!

 

先輩は数年したらいなくなるので、大事なのは同期です!

友人と同じ研究室に行くのも一つの方法ですし、

居心地の良い良い環境づくりが数年過ごす研究室ライフに大きく関わってきます!

その4:研究室見学後は点数化してその研究室を評価すべし!

研究室見学後は忘れない間に、自分なりに外せない項目を複数つくりその研究室を点数化しましょう!

私が研究室を選んだ時には、私が重視していた以下の点で5段階評価で点数を付けていました。

今思えばもっと優先すべき項目があったかもしれません(-_-;) 。

  • 英語を話す環境
  • 研究室の雰囲気
  • 研究とプライベートの両立
  • 研究分野への興味関心
  • 育つことができるかどうか

私が研究室見学をしていたとき、直近の記憶が残っている研究室の印象が大きく、

数週間前に見学した研究室の印象がおぼろげになってしまうので後で見返しても評価できるように数値で評価をし、研究室の順位を付けていました!

研究費は豊富か?

研究をするにはお金が必要です。

お金がない研究室だと有機溶媒などを扱うにも関わらず、

手袋を使いまわしたり、手袋をつけることができなく手が荒れまくりのケースもあります。

また、分析装置を買うお金がないと、順番待ちなどにより研究が進まない原因となるので、

研究費が豊富にあるのかは一つのポイントにはなってくると思います。

その5:コアタイムや長期休みの有無を聞き出すべし!

あまりにも長いコアタイムや長期休みがほとんどない研究室は避けたほうが無難です。

どんなに興味がある研究であっても研究嫌いになってしまったら元も子もなくなります。

一般的に、化学分野だと有機系や生物系は長いコアタイムや長期休みが短い傾向にあります。

もちろん「将来は製薬会社や化粧品メーカーで研究をする!」「絶対に有機系や生物系で研究者になる!」と意志が固い人は良いでしょうが。

それだけ有機系や生物系の研究室への配属は起きている時間のほとんどを研究に費やすことになり、強い覚悟が必要だからです。

一度、自分自身に問いただしてみると良いと思います!

将来の目標に関して、例えば「なぜ就職先で製薬会社や化粧品メーカーでなければならないのか」「なぜ絶対に研究職でないといけないのか」「なぜ有機系や生物系の研究者でないといけないのか、他の分野ではダメなのか」などのように問いただしてみる。

 

まとめ

研究室の選び方は以上の5点に着目して選ぶと納得のいく選択ができると思います。

一度配属されると修士や博士課程まで進学すると3年~6年費やすことになるので、一度自分と向き合って選択してみてはどうでしょうか。