北関東は東京に電車一本で行ける場所もあることから、住みたいという人もいると思います。
確かにそうですね。私は、北関東で育ってきたこともあり、
仕事もできれば北関東で探したいです。
以前、出張で北関東を訪れたことがありますが、用事があったら東京に行くことが
できる距離であり、落ち着いた雰囲気なので住み心地よさそうです。
北関東は海がない部分が多いですが、鹿島にコンビナートもあるので、
化学工業が盛んです。ではこれからランキングを紹介していきます。
はじめに
北関東への配属可能性の高さのランキングを作成するうえで、2021年版四季報総合版に記載されている値を用い、以下の計算式でパーセンテージを算出しました。
算出するうえで、考慮したことなど詳しいことについては、別の記事の前半部分で説明しているので、
気になる方はぜひ確認してください。
1位~7位
まずは、1位~7位の企業と北関東配属の割合、分布について紹介していきます。
他の地方と比べて配属可能性が80%を超えるという圧倒的に高い確率で配属されるという企業がありませんでした。
これは、北関東が海のないエリアが多く、近年、高速道路の開通によって栃木、群馬などの内陸部に工業がどんどん進出していき比較的新しい工業地域が多いことも一つの理由であると考えています。
しかし、その中でも、旧日立化成である昭和電工マテリアルズはとても配属割合が高いです。
やはり日立の名前を有していることもあり、かなり高い割合で茨城県へ配属されています。
今後、昭和電工との統合により、配属地が予想しにくくはなるとは思います。
しかし、その製品がもともと昭和電工であるのか、日立化成であるのかを見極めることが勤務地を考えるうえで重要になってきそうな気がします。
予想外であったこととしては、信越化学工業です。
信越化学は名前の通り、北陸地方への配属の印象がとても強いですが、群馬や茨城に拠点があり、北関東配属可能性も高くなっています。
クラレやトクヤマに関しても、中国四国地方へ配属が多い印象がありますが、
東日本の拠点としてつくばに研究拠点、沿岸部の鹿島に工場が設置されています。
8位~14位
8位~14位は、中規模な企業が多く、20%程度の配属可能性であることから数人が北関東に配属されるという結果になりました。
日本化薬は茨城県鹿島に工場と研究所、群馬県高崎市に工場がありますが、意外と北関東への配属可能性が低いことが分かりました。
他の記事で紹介していますが、14位のADEKAは7割を超える入社者が南関東へ配属されているので、今回紹介する北関東と合計すると9割近く関東地方に配属されると分かります。
15位~21位
茨城県の鹿島の沿岸部はいずれの1位~21位いずれの順位であっても拠点があり、それだけ規模の大きさが感じられます。
化学メーカーは石油化学を軸とした事業展開をしている企業が多いことも鹿島の沿岸部に拠点が集中する要因ですね。
積水化学やJSRなどはつくばに研究所がありますが、配属人数がとても少ないですね。
研究所への配属人数はもともとあまり多くないシステムであるのか、それともキャリアを重ねていくなかで研究所に配属され、人数自体は多い拠点であるのかはわかりませんが、
「研究所があるからきっとその拠点に行くに違いない」という推測で企業選びをしてしまうと、実は新卒では少数で、キャリアを重ねてからの配属のパターンもあるかもしれないので注意ですね。
まとめ
今回は、北関東に配属される可能性が高い化学メーカーについて紹介していきました。
日立の名前がある昭和電工マテリアルズ(日立化成)が圧倒的に配属可能性が高い結果となりました。
また、信越化学工業は北陸の印象が強い企業でしたが、かなりの人数が北関東へ配属されるということも見えてきました。
さらに、積水化学やJSRのように北関東に研究所があるが、意外と配属人数が少ない企業もありました。
今回の記事が少しでも企業選びの参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。