外国人が多い研究室で過ごしてみて感じた良いことと悪いこと

大学の研究室
学生
学生

外国人が多い研究室って何か良さそうですよね!

プチ留学みたいで。

Koji
Koji

プチ留学みたいで確かに楽しかったりする場面もありますが、

同時に大変な場面もありましたね。

研究室メンバー
研究室メンバー

思い返してみると、良い面もありますが、

それと同じくらい悪い面もありましたよね!

学生
学生

そうなんですね。

実際どんな感じなのかは気になりますね。

Koji
Koji

では、これから外国人が多い研究室の良い点や悪い点などについて

紹介していきます!

Koji
Koji

「何となく海外や外国人との交流に憧れを抱いている人」には

特に目を通してほしいです!

はじめに

私は、留学生や海外から来た博士研究員が複数人所属する研究室に所属していました。

とても刺激的な環境で研究室生活を送ることができ、非常に良い経験となりました。

しかし、良い刺激や悪い刺激があったので、

外国人が多く所属する研究室で良かった点や悪かった点について紹介していきます。

「何となく多国籍な環境に憧れを抱いている人」や「現在多国籍な環境で苦戦している人」にとって、

参考になれば幸いです。

良かったこと

良かったことはこちらです!

  • 英語力の向上
  • 外国人の友達が増える
  • 多様性に適応する力が身に付く

それぞれについて詳しく説明していきます。

英語力の向上

最大のメリットとしては、「英語力の向上」です!

具体的には、以下のようなことがすべて英語で行われます。

  • 研究の進捗報告のプレゼン
  • 実験ノート
  • 実験指導
  • 雑談
  • あらゆるものや手続きの通訳

準公用語として英語を使わなければならない環境になり、日常的に英語を触れることができるのが特徴です。

もちろん外国人にも理解できるようにプレゼンなどは英語で行っていました。

プレゼンを資料から発表まで英語で行わなければならないのが日本人が多い研究室とは大きく異なる点であると思います。

「今は脳が疲れているから英語を話す余裕がない」というときでも使わなければならなくなります。

独学で英会話を身に付ける方法について解説したこの記事中にも記していますが、

やはり言語はアウトプットすることが重要なので、

日常的に英語を使わざる得ない環境であることは英語を身に付けるうえで重要です!

研究や日常会話など総合的な英語力の向上を期待できる環境

外国人の友達が増える

元々は全く話さない仲であったのに、研究室が同じになってから頻繁に話すようになった

同期がいるのと同様の感覚で、同じ研究室であれば自然と友達になります!

研究室の友達とは以下のようなことで遊びました。

  • ラウンドワンのスポッチャ
  • カラオケ
  • 飲み会
  • ドライブ
  • クリケット
  • スキー

普通の日本人と同じような感じで遊びました。

特に、クリケットは日本の友達とはやったことがないので、

非常に良い経験となりました。

外国人の友達を作ることが容易で、面白い遊びも経験することができる!

多様性に適応する力が身に付く

しばしば短期留学などを終えた人が、言葉で「留学では文化の違いに触れました。」というものとは全く異なります。

ほとんど毎日研究室に行って、7時間~10時間も滞在するのでほとんど職場であるわけです。

研究室ごとに決められたルールや暗黙のルールなどがありますが、

外国人が多い研究室はそのルールに従わないことも普通にあります。

何度言っても改善されなかったので、「相手に合わせて柔軟に対応するしかないな」

という結論に至りました。

「文化に触れる」というよりは「文化という波にさらわれる」感じでしょうか。

状況に合わせてルールを作り変えたり、柔軟に対応しないとやっていけないということを学ぶことができたのは本当に良かったです!

多様性に柔軟に対応していかなければならないということを学ぶことができる!

悪かったこと

悪かったことはこちらです。

  • タスクは頼みやすい日本人に集中する
  • 全体的に協調性に乏しい
  • 共用使用物に弱い

それぞれについて詳しく説明していきます。

タスクが頼みやすい日本人に集中する

これは本当に良くない点であると思います!

外国人の先生であればまた状況が違うとは思いますが、

日本人の先生なので、頼みやすい日本人の学生などにタスクを集中させます。

先生が自身で公募して外国人の研究員や学生を集めたわけなので、

しっかり研究以外の指導なども行って、

タスクを日本人に集中させない工夫などはしてもらいたいと感じました。

Koji
Koji

母国語で言うほうが楽なので仕方のないことではありますが、

先生も全体を見ることができる人であると良いですね。

全体的に協調性に乏しい

研究室に入って改めて気づいたことではありますが、

日本人の協調性は平均的にかなり高いです!

ある意味でこれが会社などで残業が増える理由になっているとも思いますが、

ある意味これは日本人としての強みですね。

しかし、外国人が多い研究室でも同様に協調性があるのを普通であると思っていると

非常に疲れてしまうと思います。

Koji
Koji

もちろん人にもよりますが、

日本人のほうが平均して協調性は高いですね。

共用使用に弱い

これが一番驚いたことです。

外国人は平均して共同使用に弱いです。

どういうことかというと、

「終わったら片づける」「なくなったら補充する」

ということがあまりできない人が多いということです。

日本人は、「来たときよりも美しく」という考え方が、

小学生のことから浸透しているので、当たり前として考えていることです。

しかし、外国人にとってはそれは全く普通の事ではないので、

考え方の違いを受け入れることが必要になります。

Koji
Koji

ポットのお湯やペーパータオルや蒸留水など使いたいときに、

なくなっていることは小さいことですがストレスになりますね。

まとめ

今回は、外国人が多く所属する研究室で良かった点や悪かった点について紹介していきました。

「何となく多国籍な環境に憧れを抱いている人」や「現在多国籍な環境で苦戦している人」などに

とって、少しでも参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。