皆さんは研究室に所属している学生が何のために研究をしているかわかりますか?
僕は、好きだから研究をしています。
せっかく大学で学べるので技術力を身に付けることですかね……..。
俺は、卒業したいからですね。研究しないと卒業させてくれませんからね。
人によって研究の目的は変わってくると思います。
研究を続けていくと何のためにやっているのか分からなくなってしまい、
モチベーションを保てないときがあります。
まずは自分の研究をする目的を明らかにしましょう!
研究をする目的はおおむね6つに分類できると思います。
私も熟考して最終的に博士課程へ進学せず、
修士でアカデミックを終わりにしようと決断した学生のうちの一人なので、もし進学に迷っているのであればこちらの記事を参考にしてください。
自分の心の中に留めてある目的と違い、研究をむやみやたらに続けていると、
過去の私のようにうつ病にかかることがあります。当時の状況に関してはこちらの記事を参考にしてください。
まずは、自分を見失わないように、研究の目的を明らかにしていきましょう!
研究が好きだから
研究が好きだから研究を続けている人も多いと思います!
研究室に所属していると研究が好きな人はやっぱり成長しますし、本当に研究をするべき人材であると感じる時があります。
このようなケースの学生は、おそらく休日や夜中に自ら進んで研究をすることができるので、研究を行う目的が明確なのでモチベーションを保ちやすいと思います!
時間を忘れて研究に没頭するくらい研究が好きな人は成長速度が凄まじいです!
将来的な進路的に研究に力を入れることが必須だから
「将来的に〇〇なりたいから研究している」という学生もいると思います。
例えば、アカデミックで研究がしたい。製薬会社で研究がしたい。がんの治療の手助けをしたい。
などなどいろいろな想いを抱いている人がいると思います。
博士号が必須とされている製薬会社で研究がしたいなどの理由の場合、博士号の取得が目的になるので、その道へのこだわりがなくなったとたんにモチベーションを失いかねないのが注意です。
卒業、修了のため
最もシンプルな理由ですね。
卒業するために研究をやっているというスタンスの人ですね。
明らかにデータが足りていない場合はモチベーションをある意味保てますが、
データが足りているのに研究室の先生の圧力で実験を重ねないといけない場合にはかなりモチベーションが下がることになります。
このような場合、極論、研究をするくらいならバイトや学生でしかできないことを多く行ったほうが有意義な生活になると思います。
実績を積んだり、学会発表で国内や海外に渡航したいから
研究室のお金で、国内や海外の学会に参加をすることは学生はやってみたい人は多いと思います。
実際、実績にもなりますし、現地で楽しめるのでかなり実りのある機会であると思います!
しかし、この場合、研究を行っても卒業までに発表する機会がもうなかったりすると一気にモチベーションが下がることにもつながります。
スキルに繋がるから
せっかく研究室に所属しているので学べることは学んでおこうというスタンスですね。
実際、どこかで役に立つかもしれないですし、
設備が整っている大学だからこそできることでもあるので身に付けることはかなり有意義なことであると思います!
この場合、似たような実験を繰り返していると半ばルーチンワークのように感じ、
それでモチベーションが下がる可能性があるので、新しい考え方ややり方を取り入れると良いかもしれません。
先生やコアタイムが厳しいから仕方なく行っている。
実際、データは足りていて卒論や修論を書くことは容易だが、先生やコアタイムが厳しくて研究室に行かざるを得ない人もいると思います。
実際、有機系の研究室はコアタイムや先生が厳しい研究室が多いと思います。
私の友人も、卒業までは耐えるしかないと覚悟を決めていたりもするので、
この場合はモチベーション以前にやるしかないからやっているという状況ですね。
まとめ
今回は、研究をする目的について紹介していきました。
各々研究を行う理由が異なると思いますが、目的を明らかにして、
その後の研究に対して、適切な接し方が行えるようになることを切に願っています。