今後、大学での就活において学校推薦がどのような扱いになっていくのでしょうか。
今日の学校推薦使われ方と学校推薦の効力を加味しつつ、今後の展開を予想していきます。
あくまで参考程度に捉えていただきたいと思います!
学校推薦の効力
参考までに学校推薦がどの程度有効なのかについて教えてください!
どの程度有効であるか否かは全体の採用人数によって大きく異なるかもしれませんが、
私の同じ学部の友人の複数人が学校推薦を利用し、落ちたという話も聞きました。
意外と落ちる人もいるんですね。もっと楽に合格するものであると思っていました。
また、私の研究室の教授は「推薦を出しても必ず受かるとは限らないし、推薦がなくても一生懸命に就活をしていた研究室の学生のほとんどが良い企業から内定を貰えるから推薦状を出したくない。」と言っていました。
学校推薦の効力はさほど高くないことが伺えますね。
企業が推薦状の提出を求めるケースもある
続いて、実際に企業が求めることによる学校推薦の使われ方について紹介していきます。
・後付け推薦
・選考の途中で提出させる
以上の2点に関しては、学生に有利な制度というわけではなく、
企業にとって有利な方法で制度を利用していると判断できますね。
トヨタの学校推薦廃止がもたらす他の企業への影響
企業側
私の結論は、「企業にとっても便利なシステムだから学校推薦がなくなることはない。」です。
トヨタクラスの企業は学生を選び放題でもあるので、学生が集まりやすいだけでなく、
内定を辞退する学生も中堅メーカーに比べ少ないので問題ないと考えています。
中堅メーカーにとっては学校推薦で確実に学生を確保することは重要ですし、
何より優秀な学生が超有名企業に比べ集まりにくいので、
わざわざ企業にとって便利なシステムを廃止するメリットはないと考えています。
後付け推薦などで確実に辞退者を減らすことができるので採用人数が少ない大企業にとっても必要な制度であることも一つの理由と考えています。
大学側に制度を廃止する決定権はないと思いますし、
企業側にとって有利な制度をこれからも利用し続けるため
学校推薦の制度は残ると考えています。
就活生側
就活生の中では、何にも縛られずにいろいろな企業をみたいという考えもあり、自由応募が活発になっています。
「TECH OFFER」や「LabBase」や「Offer box」などの逆求人サイトを経由すれば、
自由応募でありながら選考のステップを一部スキップできたり、
優先的にイベントに案内してくれるようなことがあります。
近年は、他にも「JOBTV」なども出てきており、自由応募の幅が広がっている印象です。
この近年の流れを考え、逆求人サービスであるLabbaseを運営している株式会社POLは
2021年に学校推薦に関する調査を行い、以下のような結果が出ています。
推薦制度の利用状況に関しては、59.6%が「利用していない」と回答。理系人材の採用において約6割がすでに推薦制度を利用していないことがわかった。
推薦経由での応募、4割の企業で「減少」 理系学生スカウトのPOLが約100名の人事に調査 株式会社POL
この記事によると推薦制度を利用していないのが約6割というネガティブな記述をしていますが、
逆に「約4割の学生は推薦制度を利用している」という読み取り方もできます。
これだけ多くの職種があり、大企業に入ることが必ずしも正解ではないという世の中の流れの中であることを考慮すればまだまだ学校推薦は一定の需要があることが分かります。
何にも縛られずに就活をしたいが、
研究室が忙しすぎて少しでも有利になる学校推薦を
利用せざるを得ない学生もいると思います。
「企業側」と「就活生側」の両方の事情により
学校推薦を利用することは今後もあり得ますね。
まとめ
今回は、学校推薦は今後どうなるのかについて、予想していきました。
学校推薦に関しては、メリットもデメリットもあるので、もし利用を検討している場合、以下の記事も参考にしてそのうえで決断をすると良い選択ができると思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました。