研究室に入ってからもう3年経ちますね。
実際に所属する前と後とでは研究に対する考え方も大きく変化しましたね。
ドラマや映画などのフィクションの「研究者」と現実の研究者では
全く違いますからね。
私も大きく考え方が変わりましたね。
それでは、今回は3年間研究をやってきて感じたことについて紹介していきます。
そこそこ自力で研究ができるようになった
様々なテーマの研究に3年間取り組むことで
ある程度は一人で研究を進められることができるようになった気がします。
具体的には以下のようなサイクルで自力で少しずつ研究を進めることができるようになりました。
研究をはじめたばかりのときは、知識も経験もなかったので、何もできなく、
先輩を頼りにして学んだり、先生からの助言が必須な状態であったことを考えると成長を実感しています。
どんなテーマであろうとも、研究があまり進まなかったとしても、
試行錯誤して取り組んだことは自分の成長に繋がっているということに気づきました。
やっぱりずっとアカデミックでやっている先生はすごい
大学の研究室は非常に過酷なので、ずっとアカデミックで戦っている先生は改めて尊敬です。
もちろん人間性や指導に関しては問題がある人も少なからずいることは事実ですが、
「研究」という本来の仕事に関して考えると体力や実力や実績を長期にわたって発揮していることは並大抵のことではないと感心しています。
長期にわたって結果を残し続けたり、
研究費をたくさん獲得したりすることは並大抵のことではないと感じました。
もっと学生が学問に取り組みやすい環境ができてほしい
切実な願いですね。
大学院生が雑用や経済的な貧困に怯えず研究に集中できる環境ができてほしいです。
私の友人でも研究が大好きだけど、研究室内での「博士課程の先輩の扱い」があまり良くなかったり、
「研究は魅力があるけどアカデミックに魅力を感じない」という理由で修士課程の卒業後には企業での研究を決断した人もいます。
大学院生は「そこそこ研究ができる学生」という立ち位置であり、
研究室では便利屋として扱われるケースも多いです。
3年間研究と向き合うことで研究に対する想いを確認できた
学部修士と同じ研究室で力を入れて研究に向き合ったからこそ、研究へのこだわりや想いを再確認することができました。
3年間研究に携わることで、もともとはイメージや憧れだけで志望していた研究者について深く考えることに繋がりました。
一度は博士課程への進学を考えた私が修士からの就職を決めた理由については別の記事で紹介しているのでぜひ見てください。
長い間研究に携わり、大変なことやうれしいことを経験することで、
研究に対する自分自身の想いに気づくことができました。
「好きこそものの上手なれ」を実感した
研究を本気で好きな人には敵わないということを実感しました。
私自身も、研究者を目指し、研究に情熱的に取り組んでいたときのほうが特許も含め、良い結果が多く出ていました。
研究に取り組む際に抱く想いは様々ではありますが、研究で生きていくためには、
以下の2点は非常に重要であると考えています。
- 研究を苦に感じない
- 研究への情熱がある
研究が好きな人には成長や実績の面で敵わないということを実感しました。
まとめ
今回は、3年間研究をやって感じたことについて紹介していきました。
力を入れて研究に取り組むことで気づいたこともあり、大変な研究室生活でしたが、実りのある時間であったと感じています。