大人数採用している企業だと自分がどこに配属されるのかわかりません。
どんな感じで配属が決まるんですか?
先日、私も友人の多くも内定式を終え、聞いた話と私の経験から
配属がどのように決定されるのかについて紹介していきます。
化学メーカーの勤務地や職種
メーカーの拠点の多くはどのようなところにあるかというと………
そうです!田舎です!
製造業は大規模な施設が必要なので自ずと土地が安い地方に拠点が多くなってしまいますね。
意外かもしれませんが、技術系だけでなく、
事務系であっても本社がある都市部に配属されるとは限りません。
勤務地侮るなかれです!
四季報をみるとわかりますが、俗に言うホワイト企業に認定されている企業であっても3年未満の退職率が意外と高い企業があります。
勤務地が田舎にしか存在しないのも一つの理由であると推測しています。
職種などの決定
はじめに、勤務地が決まる上で重要な要素である職種の決定について紹介していきます!
職種の決め方について、私は理系大学院生として就活をしていたので
自分の体験を兼ねて紹介していきます!
具体的には以下の職種に分かれています。
- 研究開発
- 製造部門
- 生産技術(プロセス系)
- エンジニア系
企業によっては、「ジョブマッチング」として選考の時点で各職種ごとに選考を行っている企業もあります。
また、ざっくり「技術系総合職」として採用しているのでどのような職種として働くのか検討がつかない場合もあります。
絶対に、やりたい職種があるのであれば、ジョブマッチングなど職種が完全に分かれて選考を行っている企業を狙うのがベターです!
配属先はどこ?
配属先は、主に「工場」「研究所」です。
研究所のほうが工場よりは小規模であり、また、先端技術の研究を行っているので来客が来やすいほうがよいという理由から比較的工場よりは街中にある傾向は強いと思います。
具体的にどの拠点に配属されるというと、、、、
自分の大学の研究で学んだ分野と近い分野や部門に配属される可能性は高いです!
各企業の拠点ごとの製品は企業のホームページに記載していると思うので、確認しておくと良いですね!
もちろん、ポテンシャル重視が新卒採用のメリットというのも一理あるので、
全く学んでいない分野に携わる可能性もありますし、こればっかりは人事の振り分け次第です。
勤務地の希望その➀:選考でのESや面談で主張
ESで記入欄があり、面接で必ず聞かれる「勤務地のこだわりはありますか?」
私は、「私はどこでも良いけど、両親や兄弟は実家から近い拠点のほうが喜ぶと思います。」と述べたのを今でも覚えています。
どうしても譲れない理由があって、面接官を説得できるのであれば主張しても良いですが、ほとんどの学生は「どの分野、拠点に配属されても配属先で頑張る」ということを述べることになりますね。
選考中でしか意見を言う機会がない企業もあるので必要であれば選考中に
しっかり伝えるべきですね!
勤務地の希望その②: 内定後の配属希望面談
内定後の配属希望面談が行われる場合、内定式が9月~10月に行われる企業が多く、それ以降に行われることになります。
私の場合、「興味のある技術」「製品」などを聞かれました。予想していた通り、興味のある製品や分野に沿った配属をしていると体感しました。
絶対に行きたい拠点があるならば、その拠点で製造している製品や分野に興味を持っている旨を伝えるべきです!
もちろん、キャリアプランや関わりたい製品や業務などについて話し、それを人事部の方々は考慮し、(結局、力を入れたい部門や人員が不足している部門に配属され、希望通りにいかないこともありますが)配属を決めます。
内定者は人気のある拠点志望が多いので、勤務地争いで勝つためには作戦が必要です!
勤務地の希望その③: 入社後の研修の後に決定
この場合、「仮配属」のような形でいくつかの部門を体験し、その後に選択できるという一番ミスマッチが少なそうな決め方です。
研修後に決められるか否かは企業によって異なると思うので、気になる人は一度人事の方に聞いておくとよいかもしれません。
初期配属の重要性
初期配属は重要です!
企業の方々は、いずれ部署移動や初めは嫌でも、
だんだん納得のいく配属であったと感じると言っている人がほとんどですが、
程よい都会とド田舎なら程よい都会のほうが良いという人がほとんどであると思います。
研修で同期と話したところほとんどは程よい都会にある拠点が良いと述べていました。
もちろん初期配属がすべてではないが、結婚したり、友達作りなどを考えると拠点は本当に重要です!
ジョブローテーションの有無
ジョブローテーションが活発である企業とそうでない企業があると思います。
ジョブローテーションがあれば3年程度頑張れば異動が認められる企業もあります。
初期配属が納得いっていない場合や、やりたいことが変わったときにジョブローテーションは非常に助かります。
同じ会社に居ながら異なる業務を経験できるのは
ありがたいことです!
社内公募制度(FA制度)の有無
社内公募制度も存在する企業もあります。
これは、イメージ的にはプロ野球のFA制度のように、活躍が認められ、
異動先の需要があれば、技術職から技術営業、知的財産(特許部門)、人事、企画などの事務職に異動することができます。
これは部署でその人材を留めておきたくても、制度を行使した人の意見は尊重されるのでジョブローテーションよりも主張ができます。
大きな組織に属しながら異動の主張が通るのは魅力ですね。
住居について
企業によって異なりますが、男性寮、女性寮、借り上げ社宅、住宅補助などがあります。
恵まれている企業だと、新卒から住宅補助がつき自分で住居を選べます。
やはり安く会社の近くに住めるのはお金がない新入社員にはありがたいことですし、
最大の福利厚生なのではないかと思います。
社員寮について
新卒一年目は社員寮に入寮する人が多く、費用は1万円前後である場合が多いです。
各寮によって異なりますが、部屋にトイレがあるところからないところまでいろいろあり、寮には食堂がある場合もあります。
多少不自由でもお金が貯まるからいいかと寮に住み続けている人も多くいます。
私が田舎の社員寮に配属されて初日に感じたことに関しては別の記事でまとめているので、
ぜひ参考にしてください。
まとめ
メーカーで新卒で配属される場合の流れについて説明していきました。
内定先のことは調べて悔いのない拠点選択や配属ができればと思います。